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救われない火曜日

今日はメンタルクリニックに行く日だったので診療開始時間前に行った。平日にも関わらず大体30代から60代前後の男女が待合室のソファに腰掛けていた。私は通っているメンクリの受付が嫌いだ。待合室の真ん中に位置しているのだけれど、ドアを開けた瞬間に複数の人々の目線。そして無愛想な受付の女性たち。毎回、「◯◯先生をお願いします」と言う。

 

呼ばれるのを待っている間に、診察を終えて会計を済まし、お釣りを受け取っている男性。その時に10円玉を落としたのだけれど、彼はどこに落ちているのか全く気付いていなく、足元の茶色い床を手探りで探している。周りの人はその一部始終を見ていたからどこにお釣りの10円玉が落ちているのか気付いているはずだったのに、誰も彼に教えようとしなかった。私はサッと立ち上がり無言で彼にその10円玉を渡した。

 

診察はいつも5分程度。長くて10分くらい。最近どうなのか聞かれて、変わったことも特にないのでそれを伝え、いつも通り薬を出してもらう。「死にたい」と思ってそれを伝えてもどうすることも出来ないだろうし、薬を増やされるだけなので言わないでおく。いつもは2週間分なのに来月から大学がまた始まるし、無くならないように今日は4週間分のサインバルタを出された。薬が効いている気配は全くない。治る気が自分にあるのかも分からない。

 

受付で会計をしている時、待合室の人間にジロジロ見られているのではないかと自意識過剰になり冷や汗が出てきた。例えるなら、体育の時間に体育係としてみんなの前で体操の掛け声をあげている時、みんなの視線が無意識に集まるアレ。少しの緊張感。「はぁ…やっぱり外に出たくない…」そんなことを考えていた火曜日だった。