「普通」

昼間から男友達とホテル飲みをしようと話していたのだけれど、見事にヤツは寝坊し用事を済ませてから会うはずが連絡が一切なし。

 

ムカついたのでブックオフへ。最近、乙一にハマっているので何冊か買うついでに友達から勧められていた村田沙耶香の「コンビニ人間」を見つけた。普通の本屋に行かないと無いかなぁと思ってたのに本体の値段よりも290円も安く売っていたので即購入した。

 

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村田沙耶香を読むのは初めてで、シンプルで読みやすかった。アラサーにもなってコンビニでアルバイトをしている女の話。もちろん周りの人間はいい歳して結婚もしない彼女に色々と言うのだけれど、彼女はコンビニのバイトが好きだ。途中コンビニバイトをやめたのに、社員のフリをして商品を並べ直すくらいに。

 

「普通」の仕事をして「普通」に結婚をして子供を作り、生きていく。それが当たり前になっている世界で本当の「普通」ってなんだろうって考える。義務教育を受け、高校、大学に進学し、就職して生きていく。それが当たり前な世の中だから。少しでも道を外れてしまえば、世間からは何かと思われてしまう。

 

学校に行けない不登校児、安定した仕事に就けないニートやフリーター。社会に溶け込めない人は社会不適合者としてのレッテルを貼られてしまう。「普通」になれない人たち。「普通」とは何だろうなって考えさせられる内容だった。